老親の心配

先日、友人とお茶していると彼の父親の話が出ました。

郷里の群馬県の片田舎に住んでいるのですが、今年のお盆に帰省した時には急に老け込んでいたそうです。

10年前にお母さんがガンで亡くなっても結構しっかりしていたのですが、この1年に急に老化が進んだようです。

足腰が弱り、絨毯の端にひっかかってよろめいたり、さっき言ったことを忘れていたり。

ガスに火をつけたまま台所を離れ、煮物が干上がって煙を出すようなこともありました。

運転も心配です。

右脚をブレーキの上に置かず、床に置いた状態で走っていました。

急にブレーキを踏む時にアクセルと踏み間違えるもとです。

注意したが、どうしても直そうとせず、しまいには「さっさと帰れ」と怒り出したそうです。

もう一つ心配なのが、こっそり誰かと連絡を取り合っているような気配があったことです。

近所の老人会のようなものならいいのですが、何か隠しているような気がしたそうです。

私が新興宗教の勧誘や投資詐欺、後妻業なんかの危険もあるねと話すと、友人は青ざめました。

彼の実家は結構大きくて背後の山まるまる一つも含めて敷地です。

彼も遺産は当てにしています。

そういう裕福な老人、特に独り身の人はいろいろな詐欺師から狙われるのです。

ただ、父親との仲はもともとそんなに良くなく、特に今回帰った時は露骨にうるさがっていたそうです。

遠方なので頻繁に見に行くこともできません。

私は普段の行動を探偵に調べてもらうのも手かもしれないという話をしました。

クロル探偵社というところに知り合いがいて、良心的な探偵社なので紹介しておきました。